武功山は萍鄕市東南部の芦渓県に位置し、湘（湖南省）赣（江西省）の境にある羅霄山脈の北にあり、江西省西部に観光資源の最も富んでいる大型山岳景勝地である。主峰の白鶴峰は海抜1918.3メートルで、江西省の最高峰である。観光地の総面積は237平方キロメートルで核心観光スポットが200箇所以上を超え、およそ71.6平方キロメートルに広がっている。現在開発中の観光スポットは金頂観光エリアと羊獅幕観光エリアである。

 

 

武功山は豊かな観光資源に恵まれていて、色々な観光要素を備えていながらも、独特な特色を帯びている。自然的な景観と文化性が優れた名所と相まって、地方の数千年の歴史や民俗とうまく溶け込んでいる。高山草原と石林、古祭壇群と山水勝景、禅宗文化と民俗文化など、様々な要素が整えている武功山は、典型性・希少性・独占性といった三つの特性を持って、国内の景勝地の中でも珍しいものである。武功山のこういったリソースタイブと特徴は、専門家に「珍奇な草原、壮絶たる山々、独特な滝、優れた生態、奇妙な天象、輝かしい文化」と評価されたのである。

 

 

山の頂上に十万ムーの高山草原が綿々広がっていて、四季に移り変わる景色と壮絶な雲海、日出、仏光などが毎年国中の写真愛好者たちを引きつけてくる。「武功の奇は雲にあり」、「五嶽より帰り来たりて山を見ることなし、武功より帰り来たりて雲を見ることなし」という説もある。

 

 

武功山は空気の中にマイナスイオンが富んでいるため、空気が澄んだ天然酸素バーである。水質も優れていて、体に良い微量元素が五十種以上も含まれている。なお、ロッククライミングやキャンピング、ハイキングなどの戸外活動と運動の良い行き先でもある。長い歴史にわたって、葛玄、葛洪などの道教名人がここで精進し、貴重な養生文化を残した。